固定給制と歩合制はどちらが良い?
保険営業の仕事は成果主義の歩合給が多いですが、2021年より明治安田生命が歩合給を廃止して固定給に変更するなど、大手保険会社が給与形態を見直すケースも見られます。
給与システムが多様化していて、固定給制と歩合制のどちらが良いか迷っている方が多いのではないでしょうか?
正解は人それぞれの価値観によって変わりますが、とにかく高収入を目指していて頑張りをダイレクトに評価してもらいたいなら歩合制の方がいいです。
固定給制でも昇給・昇格で高収入を目指せますが、長く続けないと収入を増やすことができません。
固定給制は数字を残せなくても収入が安定するのが大きなメリットですが、他力本願など後ろ向きな気持ちなら保険営業の仕事を選ばない方がいいでしょう。
歩合制に比べた固定給制のメリット・デメリットを理解すると、どちらが自分に合っているのか判断しやすいです。
出世の道を選びやすい
歩合の割合が高い保険会社で勤務する場合、管理職になるより現場でバリバリ働いていた方が高収入を得られるケースがあります。
将来的に管理職のポストに就くことに興味がないのであれば、歩合制の仕事を選ぶメリットが大きいです。
固定給制は立場や責任を評価されやすいので、現場を続けるか管理職になるかの選択を迫られた時に、金銭面ではなく仕事の好き嫌いや価値観で正しい選択をしやすいメリットがあります。
裁量で仕事がしにくい
基本給が少なくて歩合給が中心の給料形態の場合、裁量で仕事量を減らせるメリットがあります。
もちろん上司の理解を得ることが必要になってきますが、夜間や土日対応をせず有休をたくさん使うなどの働き方が通用しやすいです。
また、歩合制だとネット申込や勤務先へ直接電話問い合わせが入ったなど、反響での対応を他の人に譲っても喜んで対応してもらえます。
一方で固定給制の場合は決まった給料をもらっているのだから同僚と同等以上に働かないといけない雰囲気になるものです。
固定給制だと安定して子育てと両立しやすいと思う方がいますが、実際には歩合制の方がライフスタイルに合わせて働き方を変えやすいケースがあります。
会社と職場次第
固定給制と歩合制のどちらが良いかよりも、良い職場を選べるかの方が重要です。
歩合制だと競争意識が高くて人間関係が悪くなってしまうケースがありますが、固定給制も仕事の押し付け合いなどで人間関係が悪くなるケースがあります。
結果的にどちらが多くの給料を貰えるか、将来生の高さは会社と職場によって決まります。
保険営業の仕事で就職先を選ぶ際は、歩合制と固定給制のどちらか一方に絞るのではなく、どちらも選択肢に入れて総合的に比較しながら検討するとよいでしょう。
とにかく早い段階から高収入を得たいなど明確な目標がある場合は歩合給制を選ぶべきですが、安定を重視する場合は固定給制の方が絶対に良いと決めつけない方がいいです。