特に外資系の保険営業では、億超えの年収をもらっている人もいます。

年収HI&LOWの実態

格差のある保険営業マンの給料

 

保険営業の収入格差が大きいのは有名な話ですよね?
今回は年収HI&LOWの実態を紹介します。

 

保険営業の仕事は基本給の保証された社員完全歩合制(フルコミッション)になる保険外交員の2つの働き方があり、年収の下限・上限は保険外交員の事例になります。

 

 

億超えも可能?

「保険営業は億を稼げる」

 

こうした噂が広まっていますが、これは都市伝説ではなく事実です。

 

年収億超えは外資系で単価の高い保険を扱う保険外交員の比率が高いですが、過去には国内の保険会社で伝説的な存在のベテラン生保レディが年収1億円を達成する事例もありました。

 

 

歩合給の仕組み

歩合給の仕組みは保険会社によって異なりますが、今回は分かりやすく保険料ベースで計算して報酬割合の高い事例を紹介します。

 

  • 契約1年目:40~50%
  • 契約2~7年目:10%
  • 契約8年目以降:3~7%

 

全般的に定期保険、医療保険、ガン保険は1年目の報酬割合が高く設定されることが多いです。
年収億超えを目指す場合、コンスタントに契約を積み重ねていくことが重要になります。

 

 

一例として年間保険料が平均20万円の契約を年間50件獲得して20年勤務
20年後にこれまでの契約の8割が生きていた場合は、8年目以降の契約だけでも以下の収入が保証されます。

 

  • 契約1件あたり平均1万円(20万円×5%)
  • 20年後の既存契約800件(年50件×20年×80%)
  • 20年後の継続報酬800万円(1万円×800件)

 

これに1年目と2~7年目の高歩合が加われば、楽に1,000万円を超えることは理解できるでしょう。

 

この事例を見ると1億円は果てしない道のりに見えるかもしれませんが、契約件数や単価を高められれば保険営業の年収は青天井です。

 

 

億プレーヤーの大半は外資系

以前は国内大手保険会社でも年収1億円を稼げる事例がありましたが、昨今は保険の多様化の影響もあって報酬割合の低い国内大手保険会社では1億円を稼ぐことが困難になりました。

 

外資系の保険会社は富裕層向けの単価が高い保険を中心に扱い、一定の基準をクリアするとボーナスレートが適用されるケースがあります。

 

保険業界でもっとも稼げると言われるプルデンシャル生命の場合、契約額が2年連続で3億円を超えるとボーナスレートが70%になり、通常報酬を超えた部分が年4回のボーナスに上乗せされます。

 

実際の報酬計算は複雑になりますが、2年連続3億円の基準をクリアするだけで、およそ1億5千万円の年収が約束され、過去にはトップセールスの年収が2億円を超えた事例もあるようです。

 

 

年収0はありえない?

完全歩合給の場合は契約高0円だと収入も0円になる仕組みですが、多くの保険会社は保険外交員になる前に1~3年は給料を保証された社員として働くことが可能です。

 

社員の間は歩合割合が低いですが、保険外交員として独立してからも2年目以降の歩合給が保証されます。
そもそも契約が極端に少ないと保険外交員になる前に退職を余儀なくされますし、独立した時点で契約0件でも継続報酬の約束された状態からスタートできます。

 

ただし、紹介しているように2年目以降の歩合割合は低く、国内の保険会社では保険金額ベースで少ない歩合割合になっていることが多いです。
保険外交員として独立して新規契約0件の状況が続けば、生活するのが困難な低収入に陥ります。

 

さらに保険営業の歩合システムには落とし穴があり、件数だけを稼ぐことを防止する目的で、契約後2年以内の中途解約は報酬がマイナスになるペナルティを課しているケースが多いです。
それでも契約を取れないとクビになるリスクがあるため、売れない保険外交員は親族などの名義を使って契約→数ヶ月で解約をすることを繰り返す事例があります。

 

件数稼ぎで契約した保険料を自腹で負担し、報酬ペナルティによる減額も受ければ、年収0円では済まず赤字を計上するケースもあります。
制度上は年収0円や赤字もありえますが、そこまでの状況に追い込まれる前に保険営業の世界から去ることが多いです。

 

 

平均的に頑張れば相応の稼ぎ

今回は保険営業の年収HI&LOWとして極端な事例を紹介しましたが、平均的な単価の保険契約を月に数件コンスタントに取ることができれば、年収400~600万円を簡単に確保できる仕事です。
コツを掴めばコンスタントに契約を取ることは難しくなく、プライベートを優先させた働き方をすることも可能です。

 

ただし、1人前に成長して軌道に乗せるまでの難易度が高く、保険営業マンは3年後に8~9割の人が退職していると言われています。

 

保険外交員を目指す求人でも、当面の間は社員として相応の給料が保証されますので、最低限の生活をできる収入を確保しながら挑戦することができますよ。
職歴を増やしたくないなど、確実に長く働ける仕事を探している方は、営業によほどの自信がある場合を除いて保険営業はおすすめできません

 

継続的に契約を取るための信頼関係構築法

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