保険営業マンがサービス残業を行う場合、契約に結びつく商談であることが多いです。

ノルマやサービス残業

保険営業マンのノルマや残業の実態

 

保険営業は過酷なノルマ長時間のサービス残業・休日出勤を求められる職場環境が多いです。
職場や勤務形態、働き方によって状況は変わってくるので、ノルマに追われず大半の日を定時上がりで帰宅している営業マンもたくさんいます。

 

これから保険営業の世界に飛び込むのであれば、緩い職場の評判だったとしても、ある程度は厳しい環境を覚悟しておくとよいでしょう。

 

 

保険営業のノルマ

まずはじめに、保険営業は社員として基本給+歩合給の雇用形態で働く方法と、個人事業主で完全歩合給の保険外交員として働く方法があります。
主流になっているのは保険外交員で、入社してから一定期間は従業員として給料が保証され、1人立ちすると保険外交員として賃金保証のない環境で働くことになります。

 

新人を除いて1人前の社員で相応の基本給を用意している所はノルマが厳しく、達成できないと厳しく指導されることが多いです。
保険外交員の場合はノルマを課せられることがあっても、完全成果報酬になるため達成できなかった時の指導は厳しくありません。
ただし、完全歩合給の場合は契約を取れないと収入が無くなり、生活の困難な状況に追い込まれてしまいます。

 

退職勧告されることも

もっとも多いパターンが、2ヶ月連続で新規契約0件だった場合は職場に残れなくなってしまうことです。

 

保険外交員は契約解除のルールとして明記されていることがあり、社員の場合は暗黙のルールとして職場に居場所を失ってしまうケースがあります。
離職率の高い業界で、本人は続ける意志があっても契約を取れないという理由で退職に追い込まれてしまうリスクがあることを認識しておいてください。

 

 

時間に対する残業代は出ない

保険営業の社員は基本的にみなし残業になっていて、深夜まで働いても残業代が上乗せされることはありません。
保険営業は直行直帰を認められることも多く、タイムカードの内容通りにキッチリ残業代を計算している会社はないです。

 

保険外交員の場合は完全歩合給ですので、残業代という概念がありません。
契約上は一定の時間を勤務しないといけない決まりになっていますが、定時以降に仕事をするかは本人の自由です。

 

 

保険営業で残業するシーン

残業するシーンの大半は保険相談のアポイントが入ったタイミングです。
アポイントを調整することができれば、残業の少ない働き方もできます。

 

このほか、熱心なスタッフは顧客へ提案する資料作りを夜遅くまでやることがあります。
直接的な契約に結びつく保険相談でない場合でも、何かの相談があれば時間を問わず駆けつける保険営業マンも多く、飲み会などの接待を夜遅くまで行うケースも珍しくありません。

 

時間外にどこまでやるかは本人次第で、アポイントさえ入らなければ毎日定時上がりすることも可能です。
平均年収800万円以上など、高所得が売りの外資系保険会社では、アポイントを取れた場合を除いて夜に会議や打ち合わせが行われることもあります。

 

 

休日出勤するスタイルも

保険営業は小さい子どものいる女性もたくさん働いている業界です。
保育園への送迎をする目的で残業を一切しないかわりに、契約など時間のかかる接客は週末にサービス出勤でこなしている方が多いです。

 

企業訪問をする保険営業の場合、昼休みにアプローチをして話がまとまった場合は仕事が終わってから。
もしくは顧客が休日になる週末にアポイントを取る流れが多いです。

 

また、訪問先企業の残業有無によっても対応が変わってきます。
残業の少ない社員が多い企業訪問の場合は、昼休みだけではなく仕事が終わって従業員が帰宅する時間帯に訪問することも大切です。
割り振られた訪問先企業によって、残業や休日出勤の必要性が変わってくることを覚えておきましょう。

 

 

契約を取れれば苦に感じない

保険営業で残業や休日出勤をするのは契約に結びつく商談が多いです。
報酬は勤務する保険会社によって異なりますが、保険外交員の場合は仕事を続けることを前提に1件の契約で30~50万円以上の収入が手に入ることもあります。
契約1件につき数十万円の金額は顧客が10年継続加入して保険営業マンも10年間仕事を辞めなかった場合の目安です。

 

1件の契約で将来を含めた収入が大きく変わるのであれば、サービス残業・休日出勤は苦になりませんよ。
ノルマがある職場も多いですが、歩合割合が高い場合はノルマに追われるのではなく自分の収入を高めるために頑張っている方が多いです。
極端に契約が少ない場合は、ノルマ未達などで厳しい指導を受けることになるので注意してください。

 

保険営業の年収の実態とは?

 

TOPへ