保険営業を仕事にするなら、外資系と国内それぞれの違いを理解しましょう。

外資or国内会社の違い

アメリカの大都市の風景

 

保険営業は外資と国内会社によって商品特性や保険営業の待遇が大きく変わります。

 

外資は歩合給が高くて稼ぎやすいのは有名な話ですが、保険商品の特性や双方のメリット・デメリットを認識して勤務先を選びましょう。

 

 

主な違い

保険商品

外資:カスタマイズ可能
国内:パッケージ商品が主流

 

保険料

外資:安め
国内:高め

 

販売員数

外資:少ない
国内:多い

 

販売員の性別

外資:男性比率が高い
国内:女性比率が高い

 

アフターフォロー

外資:薄い(紹介が多い客は手厚い)
国内:満遍なく手厚い

 

信頼性

外資:低め(将来的に日本市場撤退の可能性も)
国内:高くて社名のネームバリューがある

 

保険営業の待遇

外資:歩合給が高い
国内:歩合給が低いが安定性がある

 

上記は全体的な傾向で、保険会社ごとに特性が異なります。
信頼性については、資金力で見れば外資も強いですが、国内での販売実績や将来的に撤退する可能性に違いがあります。

 

外資系保険会社が再編する動きは弱まりましたが、以前は外資の合併や吸収の事例が多く、運営元の都合で取り扱い商品や待遇が変わるシーンも多く見られました。
昨今は小規模の国内保険会社が外資に合併される事例が増えています。

 

 

働くならどっちが良い?

一長一短がありますが、高収入を目指すのであれば外資がおすすめです。
ただし、平均年収が高い外資は少数精鋭で採用基準が高くなっています。

 

まずは国内保険会社や保険ショップを含めた代理店で実績を積んでから外資で働く方法も悪くないでしょう。
国内の保険会社は子どものいる女性スタッフが多く、育児をしながら働きやすい環境を用意している所が多いです。

 

また、国内の保険会社は家族手当や扶養手当を用意していることが多いなど子育て世帯に有利な環境なのに対して、外資系は歩合給が高いかわりに福利厚生が薄くなっています。

 

 

歩合給について

歩合給のシステム(割合)は保険会社によって異なりますが、国内会社は保険金額ベース外資系は保険料ベースが主流です。

 

基準が異なりますが、同じ内容の契約を取れた場合は外資系の方が高い歩合を得やすいと言われています。
稼ぎやすい環境から、国内保険会社で実績を残した保険営業マンは、外資に転職する事例が多いです。

 

 

国内保険会社は安定する?

獲得した保険契約高に対するリターンは外資の方が大きく、国内会社は運営元の取り分が大きいことを意味していますが、いざというときに国内会社は手厚い対応をしています。

 

2020年には新型コロナウイルスの影響で保険営業マンの成績が大きく低下し、国内保険会社の多くは減少した歩合給を補填する措置をとりました。
また、一部の国内保険会社では、数年にわたって結果を残してきた中堅の保険営業マンに対して、直近の成績が悪くても相応のボーナスを支給するケースがあります。

 

つまり、国内保険会社は歩合給が外資より低いかわりに収入が安定しやすいメリットがあります。
しかし、国内保険会社でも、新人から長い期間結果を残せない場合は、給料と指導の面でシビアな対応をされることが多いです。

 

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