外資系や国内系かによって、保険営業員の年収目安は大きく異なります。

年収の目安

給料袋とお金

保険営業マンの仕事を検討している方は、収入面に期待している方が多いのではないでしょうか?
トップクラスの保険営業マンは億を稼ぐことも可能と言われていて、稼げる上限値は不動産や証券会社の営業よりも上です。

 

ただし、年収の目安は外資系と国内によって変わり、時代とともに傾向が変わっている部分があります。
保険営業マンの年収の目安について徹底解説いたします。

 

会社や部署の平均値が重要

保険営業の平均年収に関する統計を見ると350~450万円ほどの数字が多く、全業種の平均年収より若干低いくらいの水準です。
平均値が低いのは、新卒など下積み期間の社員が引き下げていることが関係しています。

 

国内の大手生命保険会社でも新卒1年目は手取り20万円以下で年収300万円前後しかもらえないことがあるので注意しましょう。
一方で生命保険の中でもっとも平均年収が高いと言われているプレデンシャル生命の保険営業(ライフプランナー)は、平均年収1,237万円です。

 

外資系や国内のほか、部署やエリアによっても年収や給与形態、労働環境が違ってきます。
同じ保険営業の仕事でも就職する会社と配属される部署やエリアによって平均年収が大きく変わることを覚えておきましょう。

 

外資系と国内の違い

全体的な傾向として外資系は成果主義の要素が強く、結果を残せばインセンティブで高所得を得られます。
国内の保険会社は外資系に比べて安定感がありますが、売れない営業マンは収入面で冷遇されがちです。

 

なお、国内の保険会社は研修終了後に顧客や訪問先企業を引き継いで、人脈がなくても頑張り次第で結果を残せる環境をもらえるケースが多いです。
外資系の一部は引き継ぎ顧客が少なく、飛び込みや自らの人脈を活かして顧客開拓するしかないなど、軌道に乗せるまでのハードルが高いことがあります。
契約の取りやすさに差があるため、歩合割合が低い国内保険会社にいた人が歩合割合の高い外資系保険会社に転職すれば収入アップするとは限りません。

 

賃金引き上げに対応

業界全体として平均年収は上昇傾向が続いています。
保険会社は資金力がないと運営できない業界で、母体が大手の運営になっている特性があるため、毎年ベースアップに応じるケースが多いです。
参考までに、かんぽ生命の保険営業マン平均年収は2016年3月が599万円だったところ、2022年3月は651万円まで上昇しています。

 

参考URL:かんぽ生命 年収の推移

 

インフレに伴って最低賃金を引き上げる社会情勢に反応し、近年は昇給幅が増えるなど平均年収が上昇している保険会社が多いです。
今後も業界全体の平均年収は増えていくでしょう。

 

電卓と1万円札を両手に持つ保険営業員のイメージ

 

実際の収入の目安

1年目は月収18~25万円で賞与が満額出ないため年収280~350万円程度が現実的な数字です。
1人前の保険営業マンになれば、どこの会社でも年収400~500万円前後が可能になるでしょう。

 

そこから先は保険会社の給与・歩合システム次第になりますが、歩合給が少ない保険会社に勤務していた場合でも売れる営業マンになれば転職してキャリアアップをする選択肢が出てきます。
保険営業は大きな利益を生み出せるビジネスなので、数字を残しているのに低賃金が続くことはありません。

 

生命保険などは新規契約のほかに継続加入している顧客に応じてインセンティブが入るケースが多いため、基本的には長く続けるほど収入が増えていきます。
新規の獲得件数が少ないと前年より収入が下がってしまう可能性が高いですが、一定数の顧客を獲得すれば紹介の仕事も増えて安泰になります。
新規契約は営業マンに歩合給で還元される割合が高いため、1年目や2年目でも数字を残せば年収1,000万円以上が可能です。

 

実際に生命保険営業マンは年収1,000万円オーバーの人が多数いますし、全国トップクラスになれば年収1億円以上も可能な仕事です。
ただし熱量を持って仕事ができないと高所得者にはなれません。高収入を目指すのであれば仕事に多くの情熱を注ぐ覚悟を持っておくようにしてください。

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